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しくじり生物

【進化の袋小路?】俺のようになるな!やっちまったしくじり生物Part③

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 こんばんは。MORU(@MORUNUMA)です!

 皆さんは「進化の袋小路」という言葉をご存知ですか?
 簡単に言えば、見る人に「なんでそんな進化をしちゃったの?」と思わせるような生存に不都合な生態や特徴をしていて、ひょっとすると、ほんとにひょっとするとそのせいで絶滅してしまうかもしれない生物の状況のことです。

 今回も前回に引き続き、そんな進化の袋小路に入ってしまったかもしれないしくじり生物について特集していきます!

生粋の社畜体質・ハチドリさん

 ハチドリは、アメリカ大陸の南側に生息する小型の鳥です。
 常に高速で羽を羽ばたかせ、空中で静止しているかのように飛行する「ホバリング」という技を使いながら花の蜜を吸うのが特徴です。

 ホバリング時の羽の羽ばたきは、なんと1秒間に60回以上。この驚異的なスピードを維持するためには、もちろんたくさんのエネルギーが必要です。
 このため、彼らは主食である花の蜜を1日中なめないと死んでしまう体になってしまいました。

 また、このホバリング能力を獲得するために体は極端に小型化されてしまったので、体重はなんとたったの2グラム。1円玉2枚分の重さしかありません。
 体が小さくなり過ぎた結果、体温が簡単に体から逃げるようになり、羽ばたいていない時間が長いと低体温で死んでしまうようになりました。

 彼らが常にせわしなく羽ばたき、蜜をなめ続けるのはもはや宿命です。蜜をなめるには羽ばたくしかない。
 羽ばたくためには蜜をなめるしかない。そして長く休むと低体温で死ぬ。

 これはまるであれですね!人間でいうところの、生きるためにはお給料をもらわないといけない。お給料をもらうためには会社に行くしかない。会社に行かなければお給料がもらえず生活に困り死んでしまうという構図と一緒ですね!人間が働くのも宿命です!!うわーん

 話が少し逸れましたが、四六時中飛んでいないと死んでしまうような体なのに、睡眠時はどうしているのか気になりませんか?
 実は彼ら、確かに毎晩ちゃんと寝てはいるのですが、普通の寝方はしないんです。
 彼らはなんと毎晩冬眠状態に入っています。睡眠時の彼らは体温や脈拍数などが下がり、エネルギー消費が抑えられるようになっているのです!

 働く時はがむしゃらに働いて、寝る時は次の日に備えしっかり寝る!
 休日がないことを除けばなんて理想の働き方なんでしょう。日本のサラリーマンたちも少しは見習ってほしいものです。徹夜残業、ダメ、絶対。

海洋進出失敗・ラッコさん

 動物園や水族館でおなじみのスーパーアイドル、ラッコ。彼らも人間と同じ哺乳動物なので、元は陸上で暮らしていました。
 しかし、本来地上で生活していた彼らが水上で暮らすようになったことで、結構やらかしてしまったことが多々あるんです。

お食事

 ラッコと言えば、上の画像のようにお腹の上に石を置き、そこに貝を打ち付けて殻を割る習性が有名です。
 しかしこの時使用する石、適当な石ではダメなのをご存知ですか?
 なんと彼らにはそれぞれちゃんとお気に入りの石があり、その石がなければご飯を食べることができないんです。

 ラッコは一度自分に合った石を見付けると、ずっと同じ物を使い続けます。
 ラッコにはわきの下にポケット状のたるみがあるのですが、彼らはこの気に入った石をここへしまい、常に肌身離さず持ち運びます。
 そんなフェイバリットな石を失くしてしまったら大変です。新しい理想の石を探し出すまでの間は、満足に食事をとれなくなってしまうことがあるのです。

意外と寒さに弱い

 ラッコには体毛が8億本も生えており、これらがラッコの体を冷たい水からガードしています。
 しかしその毛の下にある皮下脂肪はほとんどなく、ガリガリです。体毛以外寒さから身を守る手段がないので、彼らは常に食べ物を食べ続け、カロリーたくさんを摂取しなくてはいけません。
 彼らが大量の食事をするのは、ハチドリと同じく宿命です。好きで大食いやってるわけじゃないんです。彼らは1日に体重の1/4以上の食事量を取らなければ凍え死んでしまうんです!

ハッスルする時

 彼らが普段生活をする場所は水上なので、交尾する時ももちろん水上です。しかし当然ながら、水上でする交尾は全然安定しません。
 お互いの体は水の上でユラユラと揺れてしまいます。そんな時ラッコのオスはどうするのか。
 なんとメスの鼻を噛んで体を固定するのです。しかしこの時に出来た傷が原因でメスが死んでしまうことも・・・

 そこまでして水上で生活しようとしたラッコの祖先に敬服です。

深海の捕食者・フクロウナギ

 こちら、水深500~3000メートルの深海で暮らす深海魚のフクロウナギという生き物なのですが、なんといっても彼の自慢はこの大きな口!
 この大きな口のおかげでガバガバ色んな魚を捕食し、食べたい放題の怖いものなしかと思えば、実際そうでもないんです。

 まずこの大きすぎる口ですが、両アゴの骨はとても細いです。そのためあんまり大きい魚を捕食してしまうと、口の中でじたばた暴れられ、自分のアゴの安全が危なくなるらしいのです。(なんならアゴだけでなく命も危なくなるらしいです。)
 また、大きい魚を捕食する際は大口を開けなくてはなりませんが、こんなに立派な見た目をした口なのにあんまり開きすぎるとアゴが外れて死ぬらしいです。

 「じゃあなんでこんな口にしたんねん」って感じですが、実は彼の主食は魚ではなくプランクトン。
 常に大口を開けて泳ぎ、浮遊しているプランクトンを口の中にかき集めて捕食しているのですが、運が悪いとキャパオーバーの魚まで入り込んでしまい、最悪の場合事故死をしてしまうといった感じなのでしょうか。

 これは人間も一緒ですね。できない仕事はできない。無理なものは無理ってちゃんと言わないと、どんどん仕事が溜まって逃げ場がなくなり、最後は過労死。
 人間社会もフクロウナギ先輩の失敗を見て、少しは働き方を考えてもらいたいものですね!

あとがき

 いかがでしたか?

 当ブログでしくじり生物を紹介して、今回で3回目になりますが、こうして見てきたしくじり生物たちの面白い失敗の数々は、実は人間にも共通していることが多々あるんですよね。
 現在の地球の食物連鎖では今のところ人間が頂点なので、こうして色んな生き物たちの変な生態を見ては笑い、高みの見物をしていられます。
 でも時折、人間も案外動物とやってることが大して変わらないのでは?と思ってしまうMORU。

 そのうち人間は、野生動物のことを笑ってられない時がやってくるかも・・・?

 

 

 

 

 

 

 なーんちゃって。







  • 筆者紹介

MORU

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