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サイエンス

改めて「進化論」って何か知ってる?生物はどうやって進化するのか

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 おはようございます。MORU(@MORUNUMA)です!
 今回は珍しく、朝早い投稿となりました。

 日本に住む皆さんは、あまりキリスト教の影響を受けていないでしょうから、「進化論」を極自然なものと捉えてますよね?
 原義の意味での「進化」以外に、「何かがより良い状態に発展した」ことを「進化」と表す時もあります。
 ポケモンでも「進化」という言葉は何回も出てきますから、ちっちゃい子でも知ってそうです。

 しかし皆さん、私たちにとって大変なじみ深いこの「進化論」の本質をよく分かってらっしゃいますか?
 「わかってるよ」という方は、そのいくつかの基本原理を言い表したキーワードを、今直ぐ思い浮かべることができるでしょうか。
 ちょっと考えてみてください。

 「浮かばなかった」という方は、このブログの記事を最後まで読んだ方がいいかもしれません。
 「浮かんだ」という方も、本当に当たっているのか答え合わせをしてみませんか?

よくある誤解

 進化論に対する誤解として、次のようなものがあります。例えば、上の画像を見てください。おいしそうですよね。

 ・・・じゃなかった。これはタコの吸盤ですが、どうして進化の過程でこんなものができたか分かりますか?
 たいていの方は、「それは、小魚などに吸盤で吸いつき、獲物を逃がさないため。」と答えるでしょう。
 残念ながらその答えは外れです。それは、「この吸盤は何に使うのか」の答えにはなっていても、「どうしてこのように進化したのか」の答えにはなっていないんです。

 もしかして、ちょっと何を言ってるか分からないですか?
 でしたらあなたは、進化論の何たるかを分かっていないかもしれません。MORUと一緒に生物の授業をおさらいしましょう。

第1の原理「突然変異」

 私たち人間を含め、全ての生き物は体内にDNA(遺伝子)を持っています。ご存知の方は多いと思いますが、これは生物の設計図です。
 複雑な二重らせん構造をしており、パソコンのプログラミングのように、構成する各物質の配列パターンによって情報が記憶され、その通りに体がつくられます。

▲ゾウリムシの分裂

 生物が子孫を残す時は、必ずこの遺伝子も引き継がれます。ゾウリムシのような単細胞生物は、自分の遺伝子をそっくりそのままコピーし、全く同じ個体を作り出します。

 これに対して人間のような多細胞生物は、子孫を残す際、別の個体同士(オスとメス)が半分ずつ遺伝子を提供し、合体させ、親とは情報が異なった別の個体を生み出します。
 親と情報が違うと言っても、その生物の決められた特性は逸脱しません。

 競馬をされている方なら分かると思いますが、サラブレッドの場合、割と親の馬が何だったのかが重要ですよね。
 親の世代の馬が優秀であれば優秀であるほど、彼らが元々持っていた潜在的身体能力を受け継いでいるので、よりレースで勝てる可能性があります。
 また、外見も親からある程度受け継ぐことになり、同じサラブレッドでも真っ黒な毛並みの物から、茶色、白っぽい物まで様々なです。
 こうした微妙な差というのは、あくまでも「個性」の範囲内であり、サラブレッド本来の姿を逸脱したものではありません。

 一方、脚が5本ある個体や、首の長さが2メートル以上ある個体はどうでしょうか。これはもはや馬としての特性を逸脱しています。
 しかし極まれに、本当にそのような状態で生まれてくることがあります。なぜこんなことが起こるのでしょうか。

 それは遺伝子のコピーミスです。親となる個体が次の世代に遺伝子を受け継がせようとする際、何らかの要因でそれがきちんとされない場合があります。
 子孫に遺伝子をコピーさせたはずが、そのコピー先にバグが生じており、それまでとは違うあらぬ特性を持った個体が生まれてしまうことがあるのです。

 遺伝子を家の設計図だと思ってください。その設計図は庭付き一戸建ての普通の家について書いてあったのに、何かのミスで、庭だけでなくプールまで付いてきてしまった感じです。
 その建築会社は、それまで前者の普通の家だけをひたすら建て続けていたのに、会社内にいる建築士が元あった設計図を書き写すのに失敗し、あやまって庭にプールを付け足してしまったのです。

 この、「通常その生物の種類には存在しなかった特性を、とある1個体が偶然獲得して生まれてしまう現象」を「突然変異」と言います。

※次は第2の原理についてです

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